『不安』








「…ヴェルデ、」
「なに」
「もしも 僕が本当にアルコバレーノじゃなかったら」

「どうする?」
「…‥どうするって、何」
「だから‥」

「…‥僕のおしゃぶりは光らない」
「うん」
「前、リング戦でリボーンに会ったときも」

「君に会ったときも」

「全然」
「そうだね」
「違うのかもしれない」
「そうかもね。…‥でも、」

「別にいいじゃないか」
「良くないよ」
「何で」
「何で、って」

「アルコバレーノでもないのに生まれたばかりの頃から喋ったり歩いたりする赤ん坊なんて、気持悪いじゃないか」
「…‥そうかな」
「……‥いや、嘘だよ」

でももし本当に君がそうでないのなら、僕のような可笑しな運命を押し付けられることもないわけで

「けど、そうじゃなかったら一体僕は何なんだろうね?」
「さぁ」
「君冷たいね」
「特に何も言わないだけなんだけど」
「そう」
「例え違ってもマモはマモだし」
「…そう」
「うん」

でも、でももし君がそうでなかったら

「…‥あ」
「何さ」
「違ったら君は此処に居なかったよ」
「…そうだよ。困る?」
「かも」
「適当言ってない?」
「そうかも」
「やっぱり冷たいね」
「何考えてるんだよ」
「何が」
「君が」
「何を」
「どうしたの」
「意味解んないよ」
「誰が」
「僕が」

今までこんなこと気にしたことなかったけど

「不安だ」
「何で今更」
「…知らない」
「大体何で僕に言うの」
「…‥知らない」
「…マモ?」


知りたくなかった








捏造しすぎた.マモヴェルかヴェルマモか...マモ→ヴェルでもいいと思います.
二人とも口調似すぎで解らなくなる...




†2006.7.7